使用教材・レッスングッズ
愛♪PIANO SCHOOL ROOMで使用しているレッスングッズのご紹介です。
メインメソッド・ピアノランドシリーズ
レッスンでは導入からピアノランドシリーズを使用しています。
導入期はプレピアノランド。
リズムうち、ゆびおいよみ、歌う、聴き取る、そして体操を楽しく組み合わせてピアノの演奏に入る準備をします。
しっかり準備をしてからピアノの演奏に入ることで、「ひける!」「できた!」という自信をつけながら進めていくことができます。
ピアノランドの基本は「連弾」と「ひきがたり」。弾きながら歌う、をはじめから。
この「はじめから」が大切なんです。
この過程を大切に学ぶことによって音感、歌心、和声感、リズム感・・多くのものを身につけていきます。
< ピアノランドとの出逢い >
私が「ピアノランド」という教材に出逢ったのはピアノランドが発売されてまもなくのことでした。
この教材の作詞、作曲家の樹原涼子先生のピアノランドセミナーに参加し、1曲目の「どどどど どーなつ」を聴いた時は目から鱗状態でした。
メロディラインは「ど」だけなのに、先生の連弾が入ると和声のマジックとでもいうべき世界が広がって、いきなりピアニストになった気分になるのです。
この時に感じた「音の楽しさ、素晴らしさ」を導入の時期から味わって演奏できる・・
これこそが「音楽教育」なのだと実感した瞬間でした。
樹原先生の「ピアノランドマスターコース」に通い、今までレッスンで使用していた楽譜を全てピアノランドに取り替えました・・・・すると・・・。
あっという間に子供たちの表情が変わってきました。
クラシック曲だけでなく、いろんなジャンルの音楽もこなせるようになる素晴らしいこの教材を私が知れば知るほど、子供たちの目もキラキラ輝いてきました。
私も「ピアノランド」で育ちたかったな・・とバイエル育ちの私はいまだに残念な思いです。
ピアノランドが誕生したのは1991年3月。
あれからもう30年たちました。
いまやピアノランドで育った子供たちが音大を卒業し、著者の樹原涼子先生は大学の教壇に立たれています。
ピアニストの小原孝さんもレッスンで使用されているとのこと。
みなさんも、この素晴らしい教材でピアノを学んでみませんか?
レッスンノート
レッスンで使用する「レッスンノート」は生徒さんの力を伸ばしていくために欠かせない大切なアイテムです。
このレッスンノートは毎年、講師の手作りです。
1年の目標、おうちの方からの応援メッセージ、先生からのメッセージ、ポイントレッスン、3ヶ月毎の目標、練習カレンダー、レパートリーカード、そしてレッスン時に毎回記入するレッスン記録のページ・・・。
盛りだくさんのレッスンノートです。
小学3年生以上はレッスンが終わった後、レッスン記録を自分で記入します。
自宅での練習は必ずレッスンノートを開いてポイントを確認しながら練習ができれば、一人で練習ができるようになります。
そして、録音できた曲、ポイントをクリアしてがんばってきた週、毎日休まずに練習ができた月・・
がんばったら、がんばっただけポイントがたまる仕組みになっています。
年末にはポイント計算をして、教室内でレベル別に表彰されます。
がんばったことが目に見える形に・・。
そして、自分の力で自宅練習ができるようになるように・・。
そういう想いで毎年レッスンノートを手作りしています。
レコーディング
レッスンで演奏した曲は最後に必ず録音します。
ピアノランドは、もちろん、マイクをつけて弾き語りをします。
1人1人に用意したSDカードに上手になった曲を録音してためていきます。
両手ドの音の演奏から始まり、どんどん音数が増えていき、上手になっていく様子が記録されていくのです。
このSDカードは教室を卒業されるときに、CDに焼いてプレゼントします。
それはきっと、コツコツがんばってきた自分へのご褒美になり、誇りにもなることでしょう。
オーケストラとアンサンブル演奏
レッスンを楽しくする魔法の箱、シーケンサーです。
この箱からピアノランドやブルクミュラーなどの曲の伴奏(主にオーケストラ)が流れてきます。
まず、このシーケンサーを導入した理由は
1.テンポ感を身につけるため
2.生きたリズム感を身につけるため
3.最後まで音楽を止めずに演奏を続けることが出来るようにするため
4.ピアノ以外の音のハーモニーを楽しみながら演奏できる
ピアノとオーケストラの共演なんて、ピアニストにでもならない限り、ほとんど経験することはありません。
(と言っても当教室からは過去、オーケストラと共演した子供たちが4人いますが。)
そこで、シーケンサーの中から出てくるオーケストラの伴奏を聴きながらピアノの演奏するレッスンをしています。
もちろん、私と一緒に連弾しながら、オールアコースティックで・・の練習もしています。
誰かと合わせて演奏するというのは、テンポ感が身に付きます。
同じテンポで演奏することができるようになる、ということです。
このシーケンサーを取り入れてから演奏中、遅くなったり、早くなったり・・・。
そんな演奏をする子は一人もいなくなりました。
もうひとつ、演奏が始まったらとても大切なこと。
「止まらない」、「つっかえ弾きをしない」
これがとっても大切です。
もちろん、上手になるまではスラスラ弾くのは難しいですが、基本、弾き始めたら頭の中でメロディーを鳴らし、もし、つっかえても、手が止まっても、その先から自然に入って演奏を続けることができる技術を身に付けてほしいのです。
連弾で子供たちと一緒に弾き始めたら、最後まで私は絶対に止めません。
そこで止めたら音楽は終わり。
最初は「わああ・・まってぇ~、」と言って入ってこれなかった子供達も
みんな音楽を止めずに演奏できるようになっていきます。
止まること、つっかえることは悪いことじゃない、そこで音楽を止めてしまうことはよくないこと、あきらめずについておいで!と言うと、子供達は一生懸命がんばって、途中から入ってこようとし始めます。
最後の1音でも間に合えばいっぱい褒めます。
すると、止まっても気にせず、途中で入ることに燃えてきます・・(笑)
シーケンサーとの練習はこれ以外にもベース音をよく聴きながら弾いてみる、豊かなパーカッションに合わせて弾いてみる・・とか・・いろんな使い方でレッスン効果が上がります。
ご自宅ではメトロノーム・・でもレッスン室では豊かな響きの伴奏に合わせてアンサンブル練習をしながら上達していきますから子供達にも大人気です。