先生、大変残念なお知らせです。

「先生、大変残念なお知らせがあります。」

 

そう言って玄関に入ってきたK君・・・。

(なぜかこの教室にはK君が多い)

 

え?・・残念なお知らせ?

最近、塾にも行き出してお勉強も更に頑張ってるみたいだからピアノが大変なのかな・・

 

やめちゃうのかな・・。あんなにピアノ好きなのになあ・・。

 

一瞬、頭に中にいろんな想いが巡って・・・。

 

「どうしたの?」と聞くと・・。

 

「あの。。伴奏、おっこちちゃいました。。」

 

ぁ・・・伴奏・・。

 

「伴奏かあ・・。オーディション、もう、あったんだね。

そっか・・残念だったね。

でもチャレンジしてえらかったよ。がんばったよね。

来年また頑張ろうよ。」

 

「うん・・・。」

 

そうなのです・・。

学校で6年生を送る会の時に「パフ」のピアノ伴奏を希望して、

オーディションを受けたのでした。

先週、伴奏したいから見てくださいって・・・。

もらってきたばかりの楽譜を一緒に見ながら練習したんだよね。

 

でも・・・オクターブがギリギリで、きつかった・・。

さらに・・その中に音が入っていて和音になってたし・・。

まだ手が小さいKくんにはちょっとつらかったよね。

それでも、がんばる!ってあきらめなかったのは、えらいなあって思うよ。

 

お勉強もピアノもいつも一生懸命がんばってるKくん。

1年生からピアノを始めて、最近メキメキと上達してきた。

耳もよくて、聴音なんて1回で覚えてノートに書けちゃうんだよね。

 

そんな頑張り屋さんのK君に、いつかは絶対伴奏のバトンが回ってくるように!!

応援するからね。まだ3年生。これから何回もチャンスはあるよ!!

 

今までも、お兄さんやお姉さんたちが道祖土小、原山小、原山中・・でバンバン伴奏して卒業していったんだよ。みんな堂々と演奏できて、先生はとっても嬉しかった。

だから、これから伴奏したい子もどんどん、楽譜をもっておいで~!!

 

そして、レッスンに入ったKくん。

ピアノランドを弾きながら・・・

「なんか・・久しぶり感があるんだけど・・・なんでかな?」

と言うから・・。

 

「あ~、先週は伴奏譜を持ってきたから伴奏だけしかレッスンできなかったもんね。

だからかな?」

 

「そうだった!!そうか!!そうか!!」

 

と言いながら・・

録音2曲して、新しい曲を練習して帰って行ったレッスン大好き❤Kくんでした(笑)