羽生結弦選手の強さ。

 

昨日のフィギュアスケートグランプリ。

男子フリーの演技前の

公式練習で・・。

 

私も息子も母も・・

テレビの前にかじりついて

羽生選手を応援していた。

 

その前で・・

目を疑う光景が映し出された。

 

中国の選手と羽生選手が

練習中に激突したのである。

 

リンクの上に仰向けになって

起き上がらない羽生選手。

 

流血していて

係員に支えられ顔面蒼白の彼をみて

試合は無理だと誰もが思ったと思う。

 

応急処置を受けて

試合に出場するために戻ってきた

彼を見て・・

その姿を見て・・

 

お願いだからやめて・・。

無理しないで・・。

 

そう思った。

 

まだ１９歳。

周りについていた大人たちは彼をどうして

止めないのだろうかと

怒りもでた。

 

ここまで来て怪我をして

どんなに悔しいだろう・・。

でも、もし、無理に出場して

選手生命を断たれていしまうようなことになったら・・。

 

羽生選手は強行に試合にでた。

 

どうか、無理をしないで

無事に帰ってきて・・。

そう、願うしかなかった。

 

結果・・。

５回の転倒があったものの・・

２位という結果がでて

彼は号泣した。

 

私も号泣した。

 

涙をふきながら

いったい何に号泣しているのか

わからなくなってきた。

 

彼はなぜ、滑ったのか。

自分の為？

観に来てくれていたお客さんのため？

応援してくれている全ての人のため？

 

顎を７針。頭を３針縫い、

精密検査を日本で行う為に

今日、帰国するようです。

 

足も肉離れを起こしていたと知り・・

 

そんな状態でよく４分50秒も

滑り切ったと改めて

彼の「強さ」を知る。

 

普通じゃできない。

普通ではない強さをもっているから

トップになれるのだろう。

 

きっと

昨日の羽生選手を見て

沢山の人が心配し、感動し

力や勇気をもらったことだろう。

 

あきらめない強さ。

続けていく強さ。

どんなことにも乗り越える強さ。

 

息子も

昨日の羽生選手を見て

｢僕はまだまだ頑張れると思った。」

と言った。

 

私も自分自身

まだまだ頑張れるんだと思った。

 

でも、

時にはその強さが裏目にでてしまうこともある。

 

あんなに才能があってまだ若く

これからの選手です。

 

昨日のことが原因で

選手生命が断たれる危険性もなくはないはずです。

 

昨夜は心配で心配で

夜中に何度も目が覚めました。

 

今はただ、ただ

検査結果に異常がなく

羽生選手が無事に元気になってくれることを

神様に祈るだけです。

 

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM