レモンの木。

 

我が家の西側の空いたスペースに

レモンの木が植えてあります。

西側の一角にひっそりと・・

静かに花をつけ・・

実を生らせたレモン。

 

今年は大収穫です。

 

こちらは晴れた日に撮影したので

反射して色が薄くでてしまいましたが

アップで・・。

↓

私はお料理をする時に

レモンを頻繁に使います。

主にサラダ系を作る時ですが

中華春雨サラダを作る時も

普通のお野菜サラダを作る時も

チーズケーキを焼く時も・・。

だから

冷蔵庫の中には

必ずレモン1個は入っています。

私はドレッシングを買わないので

お野菜をボールに入れて

塩コショウをして

レモンをギュッと絞り

香りのいいオリーブオイルをかける。

もうこれで

さっぱりした

美味しいサラダの完成。

（＾－＾）

ごま油×ポン酢

も美味しいドレッシングになります。

この2パターンがあれば

飽きることなしです。

作るたびに少し味も変わりますし。

レモンはなるべく国産や有機を買いますが

やっぱり自分の庭に生ったレモンが一番。

「レモン」というと・・

学生時代に教科書にでてきた

高村光太郎の

「智恵子抄」の中の

「レモン哀歌」を思い出します。

『　そんなにもあなたはレモンを待つてゐた

かなしく白いあかるい死の床で

私の手からとつた一つのレモンを

あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ

トパアズいろの香気が立つ

その数滴の天のものなるレモンの汁は

ぱつとあなたの意識を正常にした　』

愛妻家だった光太郎は

智恵子が精神分裂病に陥った後

仕事をそっちのけで世話をしますが

むなしくも病状は悪化してしまいます

亡くなる数時間前に

光太郎が持ってきたレモンを

智恵子がかじり・・

そのすがすがしい香りと

こぼれおちるレモンの汁に

精神病を病んでいた智恵子の意識が戻り

元の智恵子になり・・・

そして静かに息をひきとった様子が

描かれています。

光太郎と智恵子の純愛に

心を打たれた記憶があり

レモンというと

この「レモン哀歌」を

なんとなく思いだしてしまいます。

それと

運動部だった頃に

母に頼んで

レモンの輪切りを蜂蜜漬けにして

冷たくして持って行ったこと。

なんて美味しいんだろう・・

そう思いながら

レモンも輪切りを頬張ったことも

なんだか昨日のようです。

今はスポーツドリンクなのかな？

レモンの輪切りなんて

持って行く中学、高校生は

いないのでしょうか・・？

レモン。

色も形も香りも

私は大好きです。

愛♪PIANO SCHOOL ROOM