音痴賞。

 

「音痴賞」

 

息子が小学校低学年の時に

担任の先生から

いただいた賞です。

 

学校から帰宅して

「今日ね、音楽の時間に歌のテストがあって

先生から音痴賞だねって

言われたんだ。」

息子が言いました。

 

音痴賞・・

 

全くいただいても

「嬉しくないで賞」です。

 

ひどいこと言うんだなあ・・

 

心の中でそう思いましたが

1年間お世話になる

担任の先生。

息子の前では先生を責めることはしませんでした。

 

「そっか・・

上手く歌えなかったんだね。

残念だったね。

じゃあ、家で一緒に練習して

きちんと歌えるようになろうね」

 

そう言って

それ以上その話題には触れませんでした。

 

親としてみたら

結構ショックです。

 

その頃受講していた

勉強会で

ピアノランドの樹原涼子先生に

その話をしたら

「そんな・・ひどいわね。

ちゃんと練習をすれば

上手に歌えるのだから

それは教え方に問題があるわよね」

そう話してくださって

私の気持ちは修まりました。

 

そんな賞を作ることも

どうかと思いますが・・・

 

最近、教育者とは思えない言葉を

教育の場で平気で口にする人が

増えているように感じます。

 

新聞を見ていても

耳を疑うようなことが

教育の場で行われたりしています。

 

そして

 

言葉遣い。

 

教育者というのは

子供達のお手本になるはず。

 

先生が

 

「コノヤロウ・・」

「ふざけんな」

「テメエ・・」

 

おかしくないですか?

 

男女かかわらず

言葉遣いは大切であり

教育現場においては

正しい日本語を使うべきだと思います。

 

親が見ていても見ていなくても

同じように子供達に接するべきです。

親の前で言えないことは

決して子供達に言うべきではない。

 

まだまだ

心も体も成長段階の子供を

傷つける言葉は謹んでほしい。

 

厳しくすることと

傷つけることは違います。

 

世の中がだんだん歪んできているようで

怖いです。

 

新聞やテレビの中だけでなく

そういった

悲しい話は私の周りにも

たくさんあります。

 

あまりにも最近耳にすることが

増えてきたので

 

息子がもらってきた

「音痴賞」を

思い出してしまいました。

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM