お陰さまで
今日はつかまり立ちをして
少し移動できるようになりました。
(赤ちゃんでなく私がです。笑)
まだ寝室↔洗面所の範囲ですが
確実に回復中です
(*^_^*)
どうせ動けないのなら
と腹をくくって
読書を楽しんでいます。
夏休みに読みたかった
「蜜蜂と遠雷」
昨日、一気に読みました。
(夏休み中に読もうと読み始めたら
息子からビデオ観ようよ~‼
と誘われて読めずじまいでしたので。)
ピアノコンクールのお話です。
これを読むと
曲を演奏をする、ということは
ただピアノを弾く練習だけではなく
作曲者や、背景を知り
その曲を観察し
自分なりにイメージを広げることが
必要なのがわかります。
ただ黒い音符を読んで弾くだけ
という作業は
モノクロの世界で
殺風景な中を歩く
ような感じです。
歩いていて、つまらない。
ただ、歩いているだけ。
たまに大きな石があって
それを乗り越えようとして
頑張って、頑張って
乗り越えられた!
だから何?
転ぶことなく歩いても
殺風景な世界では
ワクワクすらしません。
そこで大切なのが
イメージを広げること。
どこを歩いているの?
周りには何が見える?
誰かと一緒?
空気は?温度は?湿度は?
その時の君の気持ちは?
など
楽譜をよく見て
想像力を働かせます。
すると
物語が出来上がります。
曲は物語なんです。
どんな曲も
作曲家がイメージを広げて書いた曲。
下から上に上がるグリッサンドなら
何かが舞い上がる感じ。
スタッカートなら
ポップコーン?
それとも
サイダーの中でシュワシュワしている炭酸?
イメージを膨らませる
これができて初めて
生きた演奏
自分も楽しめるし
聴く人も楽しませることができる
そんな演奏ができます。
「蜜蜂と遠雷」
では
4人のコンテスタントが
どのように曲を仕上げるのか
その過程や
コンクール中の演奏を
まるで本の中から
音が飛び出してくるかのように
ワクワクする描写で
表現されていて
507ページ
読み始めたら
あっという間でした。
改めてイメージ作りが
表現力につながることの大切さを
生徒さん達に伝えていかなければ
と再認識し
どうしたらイメージ作りが
楽しくできるかな?
と
そんなことを考えていたら
いつの間にか
夜になっていた昨日でした。
体はあまり動かせないけれど
頭は動かせるので
あ~でもない
こ~でもない
と
考えるのが楽しいです。
今のうちに
やることリストを
書き出しておこう‼
愛🎵PIANO SCHOOL ROOM
コメントをお書きください