ピアノの演奏をするときに
まだ小さかったり背が低かったりすると
足が床につきません。
その時に使用するのが
足台です。
こちらはペダル付きの足台。
ペダルを使う曲を演奏するときは
これを使います。
足台にもいろいろ種類があります。
そもそも何故?
足台が必要なのか。
足をブラブラさせたまま
演奏してはいけないのか?
実は、これ、ピアノを演奏する上で
とても重要なことです。
「足を足の裏まで全て床につける」いうことで
体をしっかりと支えることができます。
歩くときも
運動をするときも
体の重心というのは
非常に大切なところ。
傾いていては
上手く歩けないし
運動でもいい結果がでないはずです。
レッスン中に
足をブラブラして床につかずに
弾いている子に
「はい!足はそのまま~!!
両手を上にあげて~!!
立ってみよう!」
と言うと
子供たちは決まって
「 ええええっつ!!
できないよぉ。」
と言います。当たり前ですが。
「・・ということはね、体をフワフワさせて
弾いているってことだよね。
力強くて芯のあるフォルテはでるかな?」
「むり~」
「はい!では足は裏までしっかり下につけて」
足が床に届くのに
足を組んで弾いている子もいます。
これは自宅で練習するときに
足の位置を決めていないから。
足の裏への意識も
高めたいところですね。
そして
足台の種類もいくつかありますが
上の足台は
だいたい身長が120センチくらいまで。
今のお子さん、足が長いので
結構早く使えなくなります。
(息子は小さかったのでかなり長く使いましたが・・)
そして次に登場するのが
これ!!
ペダルを使用しない時に使います。
レバーで高さを替えることができるので
簡単です。
安定性もあります。
私の教室では一番出番の多い足台です。
そしてもうひとつ。
足台の上にのせているのは
アシストペダル
というもの。
一番上のペダル付き足台だと
高すぎるけれど
足台をはずすと
微妙に足の長さが足りなくて
ペダルを踏めない
身長130センチくらいの生徒さんには
この
アシストペダルを
ピアノのペダルにセットして使用します。
その時に使う足台は
これを使用しています。
このアシストペダル。
ペダルだけで1万円くらいするので
ご家庭で使用している方は少ないですが
ご兄弟でピアノを練習されている方は
あっても元がとれるくらい重宝します。
足台は使わなくなったら
誰かにお安くお譲りすることもできますね。
今年の年末の音楽会で
幼稚園生でペダルを踏む曲にチャレンジする
生徒さんがお二人いらっしゃいます。
下にご兄弟がいらっしゃることと
まだまだ
この先、長く使えるからと
ペダル付きの足台を購入されました。
小さいときからペダルに慣れておくと
小学校の音楽会の伴奏の時にも
有利ですね。
エレクトーンほどではありませんが
手と足と
みんな違う動きをするので
最初はみんな戸惑います。
足台って軽視されがちですが
実はとっても重要なアイテムなんですよ
(*^_^*)
愛♪PIANO SCHOOL ROOM
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