「子供たちに、弾きたい曲ある?」
と聞いて、「ある!弾きたい曲たくさんある!まだ弾けないけどたっくさんある!!」
と答える子は、音楽を聴く環境が生活の中で整っています。
コンサートへ出向いたり、自宅ではCDを聴いたり音楽番組を家族で見たり・・
なにかしら触れる機会が多い子たち。
反対に・・「ない。」「思い当たらない」という子は・・
曲を知らないから、思い当たらないし、聴かないから興味すらない子が多いような気もします。
ピアノを習っていても、弾けるようになっても、本当に弾きたい曲がないというのはちょっと淋しいなと思います。
だって、もう弾く力は十分あるし、楽しめるはずなのに・・
朝から晩までテレビ・・でもいいですが・・
音楽番組を一緒に見るとか、車に乗るときは子供が親しみやすいクラシック・・とか。
少し工夫すると「ピアノを練習する意味」も「楽しさ」も湧いてくるはずです。
ピアノの練習ってとっても大変。
でも、楽しさがわかってくるとがんばれる。
弾きたい曲を弾けるようになりたいから。
なんの目標もなく、毎日の練習を続けていくのは辛すぎます。
実は・・私が小さい頃は
家の中でクラシックの音楽が流れることもなかったので、クラシック音楽に対する興味もあまりなく、ただ黙々と練習をしていました。
練習は嫌いでした。楽しいとか、あまり感じずに弾いていたような気がします。
先生に怒られないように練習をしていた、感じ。笑。
そんな中・・中学の時に母が買ってきてくれたリチャードクレイダーマンのCDと楽譜の虜になりました。本当にピアノを弾く楽しみができたのは、ここから。
ちょっと遅かったですが・・(^^;)
あの衝撃は忘れられません。
今のようにすぐにYouTubeを聴いたり、観たり・・という便利な世の中でもなかったので、クラシックを家の中で流すにはレコードを買ってかける、という時間が必要でした。
やんちゃな弟が2人もいるので、母も日々、時間に追われての子育てだったことと思います。
もちろん、歌番組は見ていましたが、今のように歌手が歌っている曲がどんどん楽譜になって弾くことができる、なんていう幸せな時代ではなかったので・・。
好きな曲はあるけど、それを弾こう、という発想すら生まれず・・。
メロディラインをたまに拾って弾いたりすることはあっても伴奏なんて難しくて・・。
けれど、時代は変わりました。
世の中には音楽があふれかえっています。
聴こうと思えば、いつだって聴けます。
子供たちには、たくさんの音楽を聴いて欲しいなと思います。
「ピアノを習う意味」も「練習する意味」もきっとでてくるから。
愛♪PIANO SCHOOL ROOM
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