音楽会ピアノ伴奏について。

北海道で震度6強の地震がありました。

まだ余震もあるとのこと、電気が止まったり断水したり・・

こんな時、ご病気の方や小さな赤ちゃんがいらっしゃる方は、特に大変かと思います。

どうか、被害が拡大しないように祈るのみです。

 

一昨日に災害のことを書いたばかり。

関東もいつ大地震が起きるかわかりません。

 

先日、防災グッズの中には必ず歯ブラシを入れておくようにとラジオで聴きました。

病気予防になるそうです。

 

★★★★★★★★★★

 

今、レッスンでは音楽会の合唱伴奏をがんばっている生徒さんがたくさんいます。

その中で、オーディションがあり、伴奏が決まった生徒さんや、弾くことが叶わなかった生徒さんもいます。

 

歌がとても上手な生徒さんがいます。

伴奏のオーディションを受けた3名の中で一番点数が高かった・・。

けれども、先生から歌が上手だから歌にまわってほしい・・とお願いされたとのこと。

伴奏がしたくて中学生になっても頑張ってピアノを続けていたのに、伴奏者になれなかったのは残念ですが、納得のいく結果をだしてくださった先生には感謝です。

また、来週の音楽会リハーサルの時に発声練習で歌う曲の伴奏を頼まれたそうです。

 

その連絡が昨日のレッスン中に入ってきました。

もう一人、伴奏をしたかったけど、楽譜をもらいそびれて(先生が伴奏をするのはバイエルの下巻が終了している人と言われたそうで)楽譜をもらってチャレンジしたい、との連絡も入りました。

昨日はレッスンが終わったのが9時過ぎ。それから夕食の支度に取りかかったので、バタバタとお返事をしましたが・・夕食をとりながら、いろいろ考えてしまいました。

 

今、バイエルでピアノのレッスンを受けている人は少なくなってきています。

もともと、バイエルがあんなに使われたのは日本だけ。

誰も彼もバイエルの時代がありました。

今は、違います。

だからバイエルっていわれても分からないし、教本によっても、進度も学ぶことも少し変わってきますし、なによりも、教本の進度でピアノが弾けるか弾けないか、とか計れません。

 

ピアノを習っている子で伴奏をしたいと思って日々の練習を頑張っている子は少なくありません。

だからこそ、チャンスはどんな子にも与えてほしいと思うんです。

弾けないかもしれないけど、頑張りたいと思った子にチャンスを与えるのが教育の現場だと思います。

 

ピアノ伴奏に限っては他にも思うところはたっくさんあるのですが、なかなかこういう場で書けないことも多いです。

 

ピカソの絵を見て、好きな人もいれば、そうでない、なんの魅力も感じない人がいるように、芸術の世界で認めてみらうのは運もあり、大変なことなんです。

音楽もしかり。フジ子ヘミングさんの演奏は私は大好きです。音が深い。本当に深い。たとえ、音をミスしようが、そういうのは関係ない音楽がそこにあります。でも、正統派のピアニストは受付けない方もいます。

 

音楽は自分表現。

楽しく、気持ちをのせて弾けたらそれが一番。

伴奏オーディションも合格するかどうか、よりも自分が自分の演奏に納得できたかどうか・・

だと思うのです。

この伴奏の話の続きは、また機会を設けて書きたいなと思っています。

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM