ピアノを演奏する時には椅子に座ります。
この「座る」という言い方は正しくはないかなとも思います。
実際は「座る」と言うと「ドッシリ座る」みたいな感じですが正しくはドッシリ座ってはいけません。
まして、足を床につけずにブラブラさせて練習していたら・・
いい音なんて出るわけないのです。
どちらかというと「お尻を椅子の端にあずける」くらいです。
心当たりありませんか?
足・・組んだりしてませんか?
ピアノにお腹がくっつきそうなほど前に座っていませんか?
演奏をするときには重心がズレないように座ります。
ピアノを前にして椅子に座った時に鍵盤の上に手を置きます。
その時に肘が脇よりも前にでるように椅子は後ろにさげます。
そして、両足の裏は床につける。
体重が腕から指先に自然にかけられる位置に座ります。
足も、ただ床につけるだけでなく、両手を上に上げたときにしっかり足に体の重さを預けられるか・・がポイントです。
ピアノを演奏するときの椅子の位置や手の形は、いろいろな説があります。
要は体重をいかに指先にかけられるか、ということと脱力ができるか、なのです。
教室の生徒さんで音色にこだわり、しっかり練習をしてくる子は、椅子の高さもピアノからの椅子の位置もレッスンが始まる前に自分で調整しています。
椅子に座ったときに、高いな・・?低いな・・?
幅が狭いな・・
これが1センチ刻みでもわかるようになるのが大切です。
前の生徒さんが弾き終わったままの椅子にそのまま座って演奏することのないように・・
「自分で調整する」を目標にしていきたいです。
足台も、場所も高さもね。
これってね・・
前の音楽会の時に客席から観ていた息子から教えてもらったので気付いたのですが・・
「前の子が演奏した後の椅子にそのまま座って弾いている子が結構いるけど・・あれって弾きにくくないのかな?」
私はいつも舞台袖から見ているのでピアノとの幅には気付かすでした。
小さい生徒さんは私が調整しますが、足台がいらない子はそのままなんです。
いつもレッスンで私が調整してあげてるので、これがいけないんだ・・・。
と反省。
・・・しても、またやってあげてしまう・・
これじゃあ、育たないよね。
よし、今日から自分で!
椅子も足台もやってもらおう!
楽譜も自分で開くんだよ~!!!
愛♪PIANO SCHOOL ROOM
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