発表会の会費について・しっかり伝えることの大切さ

 

今日は発表会(当教室では音楽会)の会費内訳について、教室の皆様には生徒さんのページ内でお話しさせていただきました。

 

ひと言で「発表会の会費」と言っても、その会の内容でかかってくる費用は全く変わります。

 

まず、会場費。ホール代ですね。

これは都内だと、かなり高額になります。

1日借りるとしたら、午前、午後、夜間の3ステージを借りることになります。

ピアノ、音響費用、照明費用、舞台装備費、楽屋・・・これ全て、×3ステージ分の費用がかかります。

 

次にピアノの調律代。

これは、やる先生とやらない先生がいますが・・私は必ず調律を入れます。

せっかく素晴らしいピアノを借りて演奏するのですから、調律をしっかりしておきたいと思います。

 

それから、プログラム代です。

業者に依頼するとかなり高くなります。

そこで自宅で印刷するにしても、インク代もかなり高いのでここもまとまって費用がかかります。

 

当日のお手伝いやゲストの方への謝礼。

金額はまちまちですが、タダ、というわけにはいきません。

気持ちよく参加していただくためには、感謝の気持ちを表す金額が必要です。

 

その他雑費、教本研究費

発表会に関するお手紙や、演奏曲を選出するための教本代など・・。

 

 

最低限、これがかかります。

 

ピアノの先生ってボーナスがありません。

だから、年に1回発表会をして、会費を集めてバーンと稼いでるんじゃない?

なんて思えちゃいますよね。

実際、中をのぞくと、赤字にならないように先生方はかなり工夫されていることが多いです。

 

中には、調律もしないで、ピアノだけ。

プログラムも質素で・・という教室もあると思いますが、そういうところだと発表会の会費は先生のボーナスのようなものになるでしょう。

でも、きっとそういう発表会をみて、魅力的に感じる子供達は少ないかなと私は思います。

 

当教室では、「発表会」を「音楽会」と呼んでいますが、いろんな楽器といろんな演奏形態で会場にいるみなさん全員が飽きずに楽しんでくださるようなステージを考えています。

 

いつも、頭の中は、みんなの笑顔。

 

楽しい想い出になってくれたら・・そう思いながら演出を考えて、プログラムを組みます。

 

まあ、私の人生のビッグイベントでもあるので、がんばっちゃうわけです。

 

 

いろいろやり過ぎちゃうから、毎度、赤字です。

赤字って経営上は失格。

でも、運営上はある意味黒字なんです。

 

で、私の中ではプラマイ0。

 

大幅赤字になるので、毎年は出来ません。

毎年したら・・

破産します・・笑。

 

発表会を聴きに来てくれて、自分もピアノ習ってみたい!!

あのステージにぼくも立ってみたい!

そう思って発表会後に入会希望をいただいたり、よくあります。

 

誰かの人生を変えるほどの、もちろん、素敵に変える魔法をかけるのが私の役目。

 

でも、会費ってこういうのに、これだけ使われているんですよ。

そういうところもご納得いただいた上で開催できたら、きっともっとみなさんが気持ちよく参加していただけるかな。

 

そう、考えて、今日は教室の皆様に詳しく、ぶっちゃけ話も交えてHPの生徒さんのページ内で(パスワード区域です)お話をさせていただきました。きっとご理解とご協力、いただけるかと思います。

マイナス面は私の中でとどめておくよりも・・

しっかりお伝えした方が良い場合が多いような気がします。

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM