2019音楽会★プログラムのこと

 

今回の音楽会のプログラムのイラストは、高校生のMちゃんにお願いしました。

Mちゃんは息子と同じ年齢で息子と同じ幼稚園でした。

その時からずっと教室に通ってきてくれていて、とっても長いお付き合いです。

 

絵を描くのが大好きで、とても上手で、小学生の時はいつも教室に置いてあるスケッチブックに絵を描いていました。

 

高校生になったMちゃんのラインのアイコンを見た時に、「これ、Mちゃんが描いたの?」と聞くと「そうです!」と。

プロのように素敵な絵でびっくりしました。

イラストの雰囲気も教室のイメージにぴったり合ったので、Mちゃんにプログラムのイラストを描いてほしいとお願いをしました。

 

9月・・

高校生はテストと部活で大忙しの秋です。

その中、時間を見つけて描いてくれました。

出来上がったイラストを見て、息子と一緒に「なんて優しくて可愛い絵なんだろう・・」と感激しました。

 

ステージではプロジェクターを使ってスクリーンにソロ演奏のイラストも映したのですが、その時に各ステージのコーナーで使用したイラストもMちゃんのものでした。

 

更に・・

スタッフがつけていたプレートも受付にもMちゃんのイラストを使いました。

 

 

Mちゃんは、今回の音楽会でこの教室を卒業しました。

卒業することが分かっていただけに・・

Mちゃんが演奏している後ろ姿を観て、舞台の袖で泣けて泣けて仕方なくて。。

それは悲しい・・という気持というより、愛おしい気持ちだったと思います。

 

ピアノ講師の仕事というのは、ピアノの時間だけですが、その子の人生を一緒に生きていくことができる幸せな職業です。

その期間が長ければ長いほど・・・

愛おしさも深くなります。

 

音楽会の後の最後のレッスンの時に

 

「先生・・また戻ってきます」

 

そう言ってMちゃんは卒業していきました。

 

ピアノが好きになってくれてよかった。

温かい気持で卒業してくれてよかった。

また、戻りたいって思いながら卒業してくれて・・本当によかった。

 

楽しいときはもちろん・・

悲しいときも辛いときも・・

音楽が・・ピアノが・・

彼女の人生が前向きになるお手伝いが少しでもできたら本望です。

 

 

音楽会のお話は今回で終わりです。

あれから2週間たちました。

もう、次に向かってみんな歩きだしています。

私も・・・・。

 

前を向いて歩けるって・・幸せなことです。

 

 

愛♪PIANO SCHOOL ROOM