3つ目は・・。
「人と比べない」
でした。
音楽、ピアノは誰かと競争させるために教えているのではないから。です。
例えば、教則本の進度だけで、その人のピアノの上手さははかれません。
どんなに高度な技術があっても...人の心に響かない演奏は魅力を感じません。
難しい曲を弾いていても、音が汚かったり、音に対して無頓着で雑な演奏は「ピアノが上手」とは言えません。
簡単な曲を弾いていても、音数が少ない曲でも1音1音に気持ちがこもっている演奏は素敵です。
そんな風にピアノを弾いて欲しいから・・。
だから、誰かと比べる必要はないんです。
「比べる」のではなく、上手な人の演奏を聴く、すごいなあと思える心を育てる。ことは大切です。
だから○○ちゃんの音はいい音だよね、とか、毎日練習頑張ってるんだって、すごいね!ということは話したりします。
それは、今でも。
親がピアノ講師だと、その子供はピアノを途中で辞めてしまう率が高いという話も耳にしていましたので、特に息子にはプレッシャーをかけないようにしてきました。
もし私が息子の立場だったら、ピアノ、やっていなかったかもしれないと思うからです。
だって、ピアノの先生の子供だから、上手に決まってるでしょ、って思われそうだから。
でも、教室のお母様方の温かい気持ちが、いつもありがたく、息子がプレッシャーを感じずに済んだ理由の一つでもあります。
心から感謝です。
小さな、小さな生徒さんでも、曲を弾いていて・・
「せんせいー!!ここのね・・この音がこの音といっしょになったとこ、好きー!!」と言ったりします。
そんな時・・・
ああ。。この子は大成功だ!!って思います。
そんな心を育てていきたいです。
3日連続で書いた「我が子が楽しくピアノが弾けるようになるためにしたこと」のシリーズはこれで終わりです。
細かいことは、もっとありますが・・
少しでもご参考になれば・・・
愛♪PIANO SCHOOL ROOM