昨日はリビングのアップライトと教室のグランドと、2台まとめて調律をしていただきました。
もう、長いこと、お世話になっている調律師の方で、安心してお願いできます。
そして、ショパンコンクールが終わったばかりだったので、コンクールで使用されたピアノや、その調律についてのお話などもしました。
ショパンコンクールで1位に輝いたブルース・シャオユー・リューが使用していたのがFAZIOLI(ファツィオリ)
ショパンコンクールでファツィオリのピアノを演奏して優勝したのは今回が初めてだったそうです。
ほとんどの演奏者がSteinway & Songs(スタインウェイ)の中、ファイナル入賞者でSHIGERU KAWAIが2人もいたのもびっくりしました。
ファツィオリは3名でしたね。
最後のピアノ協奏曲でオケと演奏している時のピアノの音色とソロ演奏の時のピアノの音色・・
同じピアノなのに、全く変わっていたりして、ファイナルへ行くのも、入賞するのも、演奏だけの力ではなく、ピアノ選び、そして調律師さんの腕もかなり大きく左右することがわかります。
オンラインでもその音色が変わったのがわかるのですから、会場にいる方はどんな風に聴こえたのか、とっても興味があります。
でも、会場でよく響くのは、やはりスタインウェイのようです。
スタインウェイは479と300の2種類が用意されていましたが、479の方はもともとあの会場にあるピアノだそうです(調律師さんから教えていただきました)
そっかあ・・
もともと、そこにあるピアノが1番その会場には馴染んでいますよね・・。
でも、結果、ファツィオリを演奏したブルース・シャオユー・リューが優勝したのも、後から何回も演奏を聴きましたが、彼の出す音、演奏・・それがあのピアノに合っていたんだろうなあって思いました。
とっても軽やかで、そして強弱の幅がすごく広くて聴いていて飽きないし楽しいのです。
話し出すと止まらないのでこのくらいにしておきますが・・
調律中にお写真を撮らせていただきました。
この日、調律の後のレッスンで、ある生徒さんがグランドの譜面台の隙間を覗き・・
「なんか、変なのがポコポコ上がったり下がったりしてる!」と言うので・・
ダンパーとハンマーだよ。弦を叩いたり止めたりするんだよ。
とお話をしたら・・
「え?なにそれ?うちにはそんなのないよ?」
おおお・・久しぶりに来た!!
「このピアノってどうやって音が鳴ってるの?電気は?あれ?スイッチがないよ・・・?」
だははは・・・・。
この後、電子ピアノとアコースティックピアノの違いをお話ししましたが、ピアノ=全部、電気で音が鳴る、と思っていたらしいです。
まあ、そうですよね・・自分のお家にあるピアノが「ピアノ」なんだものね!!
違いに気づいてよかった!
まあ、そういうこともあるだろうと思って、生徒さんにピアノの中身を見せたくて写真を撮りました。
このブログをご覧になってご自宅にあるピアノが電子ピアノの方はぜひ、この写真を見せてあげて欲しいです。
キーボードもピアノ!とう認識の方も多いかもしれませんが、キーボードはキーボードですし、電子ピアノとアコースティックピアノは構造が全く違います。
ピアノを購入される時は、その辺りの違いもしっかり調べて理解した上での購入をお勧めします。
それにしても・・・
新しいグランドピアノ、欲しいなあ・・。
愛♪PIANO SCHOOL ROOM